
今回は、これからお手入れの時期となる、芝生を手入れする方のために芝刈り作業のポイントを解説します。とくに、冬の間休んでいた芝生はこれからの時期手入れが必要になり、夏に向けて美しい芝生を育てる大切な期間です。本記事では、芝生を手入れするための芝刈り作業のポイントについて紹介します。
春の芝刈りのタイミングとは?
春に向けて、芝刈りをどのようにすべきか迷っている方もいるのではないでしょうか。以下に、春の芝刈り時期のタイミングについて紹介します。
春であれば4月に芝刈りをおこなうのがベスト
春に始めるのがベストと言っても、4月~6月のどの時期に始めるべきかわからない人もいるでしょう。芝刈りは、成長が始まる4月におこなうのがベストとされています。
まず、芝生の伸びを確認してから、芝刈りを始めるのがおすすめです。始めたばかりの時期であれば、2週間に1度か1週間に1回おこなうのが良いとされています。
乾燥や暖かい日が続くのであれば水やりもおこなう
4月であれば水やりは必要ないと考える方もいるでしょう。ただ、温暖化の影響から春でも20度を超すことも珍しくありません。4月以降に20度を超える日が続くのであれば、水やりをおこないましょう。また、葉がチリチリし土が乾ききっている場合にも水やりは必要です。
芝の様子をしっかり観察しよう
芝刈りをおこないながら、虫がついていないか・雑草が繁殖していないかしっかり観察することも重要です。雑草は、根を伸ばしどんどん繁殖するため、大きくなってからでは手入れが大変になります。また、雑草は芝生とともに成長していくため、雑草が小さなうちから抜くことで薬剤の使用も少なく済みます。
芝生の成長をサポート!春の肥料・施肥と目土入れの重要性
芝生の成長を促すためには、肥料や施肥などの手入れが重要になります。どのように、芝生の成長を促すべきか紹介します。
施肥の時期はいつなのか
夏に青く美しい芝生にするためには、早い時期からの手入れが重要になります。とくに、良い土は美しい芝生に欠かせないため、施肥をあらかじめおこなう必要があります。施肥の時期としては、3月ごろから開始するのがベストです。1度撒けば、あとは1か月に1〜2回程度おこなうと良いとされています。
目土入れをおこなう
根切りをしたあとは、芝生は芝の根が外気にさらされた状態になります。根が外気にさらされると、乾燥をまねき不用意な外敵から身を守れません。こうした事態を防ぐために、目土入れをおこないましょう。
とくに、初期育成に効果が高いとされているアルム顆粒を入れることがおすすめです。アルム顆粒を入れることで、新たな組織を生み出す力を与えます。
どのような肥料を与えるのが適切か
葉がそろい光合成をおこなうと、代謝が活発になり芝生は養分を欲しがります。目数や根数を増やす春頃は、リン酸を多く含む肥料を与えるのがおすすめです。ただ、肥料は目分量を与えるのが重要となるため、肥料の袋に記載されている分量を適切にまくことが大切です。
春のお手入れで芝生を元気に!エアレーションと害虫対策のポイント
芝生が成長し込み合ってくると、酸素が届かず葉の色が変色してしまいます。こうならないためには、エアレーションが非常に大切です。以下に、エアレーションと害虫対策について紹介します。
なぜエアレーションが大切なのか
エアレーションとは、地表が覆われている芝生を、地表層を貫通する空気穴をあけることで根の呼吸を促してあげることを言います。とくに、サッシ層の分解促進を促すことは、芝生の成長にとても良い効果があるとされています。
また、病害対策としての効果もあり、エアレーションしておくことで緑が美しい芝生を保てるのです。もちろん、害虫が発生した場合は、殺菌剤を使用すれば良いという考え方もあります。しかし、エアレーションだけでも十分な効果が発揮されるでしょう。
エアレーションが最適な時期とは
エアレーションをおこなう最適な時期として、生育が活発になる5月ごろが良いとされています。6月は梅雨の時期となり、雨が多くなるため雨の浸透をよくするためにもこの時期が良いでしょう。エアレーションをおこなうことで、芝生の成長度合いが変化しワンランク上の芝生づくりができます。
エアレーションに向いている工具とは
エアレーションをおこなう場合、ローンスパイクやエアレーターを使用し芝生に穴を空けます。穴を空けることで、土壌の通気性や芝生の発芽が促進できるでしょう。
エアレーションをおこなう工具は、家庭向けのものから高価で本格的なものまでそろっています。芝生の管理をおこなう場合は、こうした工具をひとつでもそろえておくことをおすすめします。
まとめ
本記事では、これからお手入れの時期となる、芝生を手入れする方のために芝刈り作業のポイントを解説しました。美しい芝生を管理するためには、ある程度労力が必要となります。美しい芝生の管理ができれば、そこに咲く木々や花々がより美しく感じられるでしょう。春の芝刈りは4月から始め、成長に合わせてこまめに行いましょう。水やりも忘れずに行いましょう。とくに、乾燥が続く日には必要です。また、肥料を3月から施し、根を守るために目土入れも重要です。エアレーションは芝生の通気性を向上させ、健康な成長をサポートします。また、芝生は鳥たちの憩いの場となり、犬を飼っている方であればドッグランとして使用することもできます。本記事が、芝生の手入れをする方のために芝刈り作業に関して興味がある方の参考になれば幸いです。