
芝生の庭は、子どもやペットがいる家庭にはもちろん、庭で自然を感じながらリラックスして過ごしたい人にもおすすめです。今回は、庭を芝生にすることのメリット・デメリットや、初心者でもできる芝生の正しいお手入れ方法について詳しく解説します。芝生の庭に興味がある人、お手入れ方法を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
庭を芝生にするメリットとは?
芝生には、特有のよさやメリットが数多くあります。ここでは、庭を芝生にすることのメリットについて詳しく解説します。
見た目から自然の美しさを感じられる
芝生の青々とした緑は見た目にも美しく、自宅にいながら自然を感じてリラックスすることが可能です。晴れの日は芝生の香りやふわふわとした触り心地を感じながら庭で過ごせば、高いリラックス効果を得られるでしょう。
また、小さな子どもやペットがいる家庭では、自宅の庭が自然に囲まれた遊び場になるのもうれしいポイントです。
照り返しがなく暑さ対策につながる
芝生はコンクリートのような照り返しがないため、夏場の熱の反射が抑えられて暑さ対策にもつながります。とくに身長が低い子どもやペットは照り返しの暑さを感じやすいため、芝生を採用することで熱中症予防効果も得られるでしょう。
防音・防塵効果が高い
芝生は毛足が長いことから、防音効果も期待できます。庭で遊ぶ際は近隣住民への騒音の配慮が必要ですが、芝生であれば子どもが走り回る足音などが聞こえにくくなり、安心して自由に過ごせます。さらに、砂埃が舞い上がる・ほこりが立つといった心配もないため、外で洗濯物を干す際に汚れがつくこともありません。
芝生のデメリットもチェック
庭を芝生にすることにはさまざまなメリットがある一方で、いくつかのデメリットや注意点もあります。ここでは、芝生のデメリットや注意点について詳しく解説します。
メンテナンス費用がかかる
芝生は購入時の初期費用のみでなく、美しさを維持するための維持費用・メンテンナンス費用がかかるため注意が必要です。コンクリートやレンガの庭は日々の掃除のみでとくに維持費は必要ないため、芝生にすることでかかるコストが高くなるのはデメリットのひとつであるといえるでしょう。
手入れに手間がかかる
天然の芝生は植物であるため日々成長します。花を育てるのと同じように水やりなどの手入れが必要となるのはもちろん、毛足が伸びれば調整も必要です。とくに夏場は水やりや芝刈りの頻度も高くなるため、手入れを負担に感じる人も少なくないでしょう。
秋・冬に枯れる
青々とした美しい緑が魅力の芝生ですが、芝生の種類によっては秋・冬に枯れてしまうものもあります。枯れると色も茶色く変色するため春・夏のような自然の美しさを感じられず、庭全体にものさみしい印象を与えてしまう可能性もあるでしょう。
初心者でもできる芝生の正しいお手入れ方法
先述の通り、芝生を美しく保つためには日々のお手入れが不可欠です。ここでは、初心者でもできる芝生の正しいお手入れ方法について詳しく解説します。
水やり
芝生の水やりは、ホースやスプリンクラーを使用して行います。芝生の種類や季節によっても必要な水やりの頻度が異なりますが、目安として春は3〜4日に1回、夏は毎日、秋は3〜4日に1回水やりをするとよいでしょう。
また、11月頃から徐々に水やりの頻度を減らし、12月から3月は水やりなしで問題ありません。ただし、芝生の種類によっては冬場でも乾燥しない程度に水やりが必要なものもあるため、芝生の購入時にお手入れ方法を確認しておくことが重要です。
さらに、芝生を植えてからの1年間はしっかりと根を張らせるため、表面が乾燥したらしっかりと水やりを行うのがおすすめです。
芝刈り
芝生の美しさ・健康・密度を保つには、常に毛足が2〜3センチ程度にキープされるように調整することが重要となります。とくに芝生が成長しやすい夏場は、最低でも月に2〜3回程度の芝刈りが必要です。芝刈り機には手動・電動・バッテリー式などのさまざまなタイプがあるため、自分に合ったものを選択しましょう。
雑草対策
芝生の中に雑草が生えると見た目に影響を与えるのみでなく、本来であれば芝生にいきわたるはずの栄養を吸い取ってしまう可能性もあります。根を張ってしまうとその後の駆除が困難になるため、見つけたらすぐに抜くことがポイントです。
施肥
芝生にしっかりと栄養を届けるには、肥料を施すことも必要です。必要な肥料の量は芝生の種類によって異なるため、購入時にしっかりと確認しておきましょう。基本的には4〜9か月に施肥を実施し、その後は散水を行うのもポイントです。
まとめ
今回は、庭を芝生にすることのメリットやデメリット・注意点に加え、初心者でもできるお手入れ方法について詳しく解説しました。庭を芝生にすることで、自然を感じながらリラックスして過ごせる・暑さ対策につながる・防音防塵効果を得られるなどのメリットがあります。ただし、メンテンナンスの手間・費用がかかることや、芝生の種類によっては秋冬に枯れて茶色くなるなどのデメリットがあるため注意してください。また、芝生をきれいに保つには、水やりや芝刈り、雑草対策などのお手入れが必要です。芝生の種類によってお手入れの方法や頻度も変わるため、購入時に確認しておきましょう。